日本酒の湯割りの仕組み
日本酒のお湯割りって、抵抗ありませんか。それはないでしょう。と思っている人が大方でしょう。
まだまだ普及しているとは言えませんが、女性やお酒の弱い人向けにじわっと、少しずつ飲まれています。
グラスに半分か3分の2くらい注ぎ、残り半分か3分の1くらいお湯を注ぐ、これで出来上がり。
昔はウイスキーを水で割るのは邪道とされていましたが、もう水割りなんか
当たり前になっています。むしろストレートで飲むほうが珍しい。
ビールでも、ワインでも温めて飲む人がいますし、この飲み方でないといけない、という決まりは別にないことから、個人の嗜好に合わせて、色々な飲み方が出てきました。
日本酒がお湯割りされる理由は日本酒独特の匂いや味を和らげてくれるからです。
これで日本酒が苦手の人でも飲めるようになる。
最近の日本酒は辛口が多いので、熱湯を注いでも柔らかくなって美味しく飲める。
お酒に強くない女性にあすすめです。
もともと苦味や酸味がビールやワインより少ない上にアルコールが飛ぶから、ビールやワインより飲み易い。
お湯割りの方が食事と一緒に愉しめる。女性に人気の梅酒は甘すぎて料理と一緒は難しい。
女性にとってお通じがよくなるしお肌にいいです。
1つお湯割でおいしく飲めるお酒を紹介します。
越後魚沼の蔵元から出ている2種類の日本酒。
越後武士(えちごさむらい)と越後武士ナポレオン43度です。
越後武士はなんとアルコール度46度、2006年に酒税法が改正されるまでは、この酒は日本一アルコール度数の高い日本酒でしたが、現在の酒税法ではアルコール度数22度以上は日本酒なんですが、リキュールの分野になってしまいました。
そして越後武士ナポレオンは口当たりソフトな原酒、越後武士46度をモルトとして、オーク樽に詰めて、寝かせて長い年月をかけて熟成させたものです。
アルコール度数43度と高いため、品質が変化しにくいのが特徴です。
この2種類のお酒はお湯割りに格好な日本酒です。
ほどよくまろやかになり、尖った感じもなく、芳醇な香り、味を楽しむことができます。
他にもオンザロックや水割り、またまたカクテルにも使われています。