地域

日本酒が美味しく飲まれている地域

日本の酒文化の中心は日本酒である。ビールや焼酎、ワインやウイスキーなどの台頭が目ざましく、消費量の割合においては、日本酒の減少が著しい。
そうした中にあっても、やはりうまい酒はうまい、全国津々浦々にある蔵元がお互いうまい酒作りに、その技術を切磋琢磨しながら、なんとかさらなる減少を食い止めるべく頑張っている。
全国各地域、各県には必ず、地酒のうまい銘柄がある。それはその地域特有の風土や文化、伝統によるものであり。その地域で長く愛されてきた酒が多い。
従って他の地域と比較しても意味がないかもしれません。

旅先で、その地元の酒を楽しみにする旅人は、特に最近は多くなっています。
しかし一方、テレビ、インターネットなどの情報の多角化で、地酒であっても全国規模で、銘柄が広く行き渡り、今まで圧倒的に宣伝力の強い大手酒造会社でなくても、販路が広がってきました。
こうした地酒の広がりの中で、どこの地域のどんな酒がよく飲まれているか、又人気度はどうなのか。という情報のデータ解析が発表されています。

大手酒造会社の販売量は除きまして、ネットでの販売量(ヤフー、楽天市場、ぐるなび市場等)で見ていきますと、但しこれはあくまで1つの傾向値ですが。
おいしいとされる人気度では圧倒的に新潟県と山形県です。
東北が上位を占めています。

上位100銘柄の地域別に集計すると、このような結果となります。
また、2014年3月 ワールドビジネスサテライトの番組で、日本酒のあすすめの地域、おいしい地域として報道されたのは1位から3位まで新潟県。
10位まで新潟県が7銘柄が入り、後は宮城県の3銘柄でした。

ではなぜ新潟県が人気度の高い、おいしいとされる地域なのでしょうか。
情報を探ってみますと、
1、新潟県では94の蔵元があり、蔵元が県内全域に散らばって、各々その地区の風土にあった酒作りをしている。
2、うまい酒作りには基本的に水と米である。豊富な水と、既に定評のあるうまい米がある。
3、越後杜氏の技術が優れている。
4、全国で唯一の酒専門の県立研究機関「新潟県醸造試験場」がある。
  試験場では、新潟県産酒の品質向上、酒造用原料米の改良が目的で、既に多くの実績をあげ、多くの貢献がされている。

うまい水とうまい米はなにも新潟県や山形、宮城県だけの特産ではありません。
北海道から沖縄まで、各県の蔵元が切磋琢磨して、味にこだわり、さらにおいしい酒造りをすることによって、日本酒復活に勢いが出てくるといいですね。

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